自動発注機能
内容
自動発注機能とは、定番商品の発注点を設定しておくと、1日1回深夜に店舗ごとの在庫数と発注点を比較し、
在庫が発注点を切れている場合は自動で発注依頼をかける機能です。
店舗の在庫が発注点を切った時点で、自動的に発注依頼をかけてくれるので店舗の在庫を切らす心配がありません。
自動で発注依頼がかかった商品は仕入先ごとにリスト化され、本部にて一括で発注→仕入→分荷します。分荷まで完了した商品は次の日の朝に各店舗のPOSに仕入データとして転送します。
自動発注は以下の流れで処理されます。
基本設定の変更
自動発注商品、発注点の登録
自動発注処理(夜間に1日1回)
発注依頼データを本部一括発注
発注データを本部一括仕入
仕入データを各店舗に分荷
各店舗に仕入データ自動配信(POS)
まず、「基本設定-基本設定」を変更し、夜間に1日1回動く「自動発注処理」を動くように変更します。
画面下部の「自動発注」を「使用する」にチェックし「登録」ボタンを押します。確認画面もそのまま「登録」ボタンを押してください。
基本設定の登録が完了すると、設定を有効にする為、ログインしなおすように誘導されますのでログインをしなおしてください。
次にどの商品を自動発注として処理されるようにするか、またその商品の発注点、自動発注時に発注される数量などを登録します。
「 在庫管理-発注点登録」画面より商品を検索して登録します。
※注意点※ 自動発注には必ず商品に仕入先コードが付与されている必要があります。そのため、この画面は仕入先コードが登録されていない商品は表示できません。発注する場合は必ず仕入先コードを商品マスタに登録してください。
通常、商品には発注点が登録されていませんので、以下のように、リストには発注点などが空欄で表示されます。
発注点を登録したい場合には画面右横の「変更」リンクをクリックします。別画面にて登録画面が表示されます。
画面上部の「全店舗」部分に数値、日付入力またフラグチェックすると、画面下部の店舗全部に入力されます。
項目名 | 内容 |
店舗no | 入力する店舗の店舗noを表示します。 |
店舗名 | 入力する店舗の店舗名を表示します。 |
最低発注数 | 商品を自動発注する際に発注される数量を入力します。 |
発注点 | 商品を自動発注する際に現在庫と比較する発注点を入力します。 |
自動発注 | 自動発注する設定かどうかをチェックします。
| 発注期限 | 自動発注をする設定になっていた場合、いつまで自動発注として動くかを指定します。この日を過ぎてから自動発注は動きません。 |
登録/クリア/閉じる | 登録・・・入力された店舗の発注点等を登録します。未入力店舗は登録されません。
クリア・・・登録画面を開いてから入力した内容をクリアします。既に登録されているデータはクリアしません。
閉じる・・・別画面で開いているので、その画面を閉じます。 |
参照 | 作成したCSVファイルを指定します。 |
登録 | 「参照」ボタンにて指定した対象ファイルを発注点マスタに登録します。 |
クリア | 「参照」ボタンにて指定した対象ファイルをクリアします。 |
発注点マスタCSVのフォーマットは以下のようになります。*は必須項目です。
項 目 | 入力設定 | 例 | 備考 |
(1)会社コード * | 数値 5桁 | 00001 | 会社ごとに割り当てられた会社コードを入力。先頭が0の場合は必ず0も入力する。 |
(2)店舗コード * | 数値 4桁 | 0001 | 店舗コードを入力。先頭が0の場合は必ず0も入力する。 |
(3)商品コード * | 数値 12桁 | 200000001000 | |
(4)最低発注数 | 数値 MAX10桁 | 10 | 自動発注で発注依頼される数量を設定します。 |
(5)発注点 | 数値 MAX10桁 | 5 | 自動発注が動く発注点を設定します。 |
(6)発注期限 | yyyy-mm-dd | 2010-01-01 | yyyy-mm-ddの形式で入力。自動発注する場合、ここで設定した日付まで自動発注が動く。 |
(7)自動発注 * | T or F | T | 自動発注する:T 自動発注しない:F |
CSVで取込をおこなった後に「 在庫管理-発注点登録」にて正しく取込がおこなわれているかを確認してください。
※注意点※ この時点まで登録した段階で、1日1回夜間(2時半)に自動発注処理は動きます。自動で発注依頼がかけられますのでご注意ください。
1~3までの設定をおこなうと、1日1回夜間に発注点と在庫数を比較し、発注点を切っている商品は自動で発注依頼がかかります。
発注依頼がかかった商品は「 在庫管理-発注リスト」よりチェックすることが可能です。
「未発注リスト検索→発注処理」にチェックが入っている状態で「検索」ボタンを押す事により、商品に登録された仕入先ごとに自動で発注依頼されたリストが表示されます。
「発注処理」リンクをクリックすることにより、仕入先ごとにどんな商品が自動で発注依頼されたかをチェックします。
また自動で発注依頼されたデータを商品ごとにどこの店舗から自動発注されたか、詳細リンクより確認する事も可能です。※「発注区分」が個別の場合は「在庫管理-発注」画面から発注依頼したもの。「発注区分」が自動の場合は自動発注処理にて依頼されたものです。
問題なければ仕入先ごとに「発注データ作成」ボタンをクリックします。この時点で発注が完了しました。 ※ボタンを押す事により発注処理が完了します。発注した後は修正できませんのでご注意ください!!発注書ごとに伝票Noが割り当てられます。
発注書を印刷したい場合は、「印刷画面」のリンクをクリックします。
発注書の画面が表示されますので、ブラウザの「ファイル」から「印刷」を選択して印刷をおこなってください。 以上で発注は完了です。
発注日 | 発注した日付が表示されます。 |
発注番号 | 発注後に采番された発注番号が表示されます。 |
仕入先 | 発注書の左上に仕入先情報が表示されます。仕入先の情報は「各種マスタ-仕入先登録」にて登録します。 |
本部(店舗)情報 | 発注書の右上に本部・店舗情報が表示されます。店舗の情報は「基本設定-店舗情報」にて登録します。本部の住所は現在登録する画面がありませんので、ご利用の場合はsupport@busicom.co.jpまでメールください。 |
担当 | 発注を処理した際にログインしているIDの名前を表示します。 |
NO | 行番号が表示されます。 |
JAN/メーカ | 商品マスタのJANコードとメーカーが縦に表示されます。 |
型番/商品名 | 商品マスタの型番と商品名が縦に表示されます |
個数 | 発注した個数が表示されます。 |
単価 | 発注した単価が表示されます。 |
金額 | 発注した金額が表示されます。 |
合計 | 最後の行に各数量、金額の合計が表示されます。 |
発注した発注済み伝票ごとに仕入作業をおこないます。5で発注されたときに採番された発注番号を入力してください。発注番号を確認するには発注した時に印刷した発注書、もしくは 発注リストにて確認してください。
入力した発注番号の発注内容が一覧で表示されます。
NO | 行番号が表示されます。 |
JAN | 発注した商品のJANコードが表示されます。 |
商品コード | 発注した商品の商品コードが表示されます。商品コードからその商品の「在庫比較」へリンクします。 |
商品名 | 発注した商品の商品名が表示されます。商品名からその商品の「商品情報詳細」へとリンクします。 |
発注数 | 商品の発注数が表示されます。 |
発注残 | 発注をしたが仕入をしていない残量を表示します。1度でも仕入作業をおこなった後は、発注数-入荷数合計が表示されます。 |
今回入数 | 発注した数量の内、今回入荷した数量を入力します。 |
CHK | 発注数が今回入数に設定されます。発注した商品数をすべて仕入する場合はこちらにチェックしてください。 |
仕入単価 | 仕入単価を設定します(初期値は発注書の単価)。入力して仕入単価を変更することも可能です。 |
メーカー在庫切れ | チェックして登録することにより、発注残があっても発注分仕入画面に表示されなくなります。 |
仕入したい内容を商品ごとに入力します。仕入数など入力したら「登録」ボタンをクリックします。以下のような画面が表示されます。
この時点で仕入が完了しました。仕入ごとに仕入番号が割り当てられます。
発注したデータをすべて仕入するまで上記作業を繰り返します。
6にて本部一括仕入したデータは、各店舗に配信する為に1商品ごとに分荷します。この画面で分荷されたデータは翌日各店舗にCSVで自動配信されますので、簡単に店舗に仕入処理が可能です。
「在庫管理-分荷」より画面を開きます。本部一括仕入をしたデータが商品ごとに一覧で表示されます。
一覧の中から分荷したい商品の「未分荷」部分をクリックしてください。分荷画面に移動します。
基本的に各店舗より自動で発注依頼されたデータが「依頼数」と「分荷数」に入力されて「残数」が存在しないので、そのまま「登録」ボタンを押して、分荷をおこなってください。
自動発注以外で同じ商品を発注したり、新規仕入したりした場合は「残数」が存在する場合もあります。その場合、分荷数に残数分を入力して処理してください。
【例】
上記画面だとこの商品は全部で50個仕入されています。それぞれ、「依頼数」と「分荷数」に0001で40個、0002で10個入力され、残数が0になっていますので、0001で40個、0002で10個自動発注されたと考えられます。
残数が0なので、そのまま「登録」ボタンを押す事により、翌日0001と0002の店舗にて仕入がおこなわれます。
上記画面だとこの商品は全部で599個仕入されています。それぞれ、「依頼数」と「分荷数」に各店舗ごと数量が入力されていますが、残数が0になっていませんので、自動発注以外に発注→仕入、もしくは本部による新規仕入がおこなわれた可能性があります。
残数が0ではないので、残数を各店舗に振り分けてから「登録」ボタンを押してください。翌日、各店舗にて仕入がおこなわれます。→基本的に自動発注商品は自動発注のみおこなっていればこのような現象はおきません。
分荷作業が完了したら画面下にある「登録」ボタンをクリックします。
登録が完了すると以下のように一覧の上部に分荷した商品の商品コードが表示されます。引き続き分荷処理をする場合は他の商品の「未分荷」リンクより分荷の画面に移動してください。
★注意★
分荷作業が完了した商品をその日の内に再度仕入(発注仕入、新規仕入)をすると、未分荷の状態に戻ってしまいます。その場合は再度、分荷処理をしないと次の日に各店舗に自動配信されませんのでご注意ください。
7にて分荷したデータは、翌日各店舗にCSVで自動配信されますので、簡単に店舗に仕入処理が可能です。
BCPOS側にて自動仕入するプログラムの設定をしていない場合は以下の手順でプログラムをインストールしてください。
上記リンクをクリックすると以下の画面が表示されますので「実行」を押します。
この画面も「実行する」を押します。
「OK」を押します。
設定画面が開きます。
①自動仕入設定 | 「する」にチェックするとレジ画面の「F6仕入」ボタンを押した際に自動仕入するかどうかのダイアログが表示されます。 |
②レジ画面起動時に自動仕入 | レジ画面を起動し、担当者を選択した際に自動仕入するかどうかのダイアログが表示されます。 |
③エラーチェック | 仕入データが存在しない場合にエラーを表示するかどうかの設定です。 |
④ファイル移動 | 取り込んだ仕入データのファイルは基本的に削除します。これを「する」にしておくとファイルを移動してバックアップしておきます。基本的に「する」にチェックしておいてください。 |
※①か②のどちらかは「する」にチェックしてください。両方チェックも可能です。
上記プログラムのインストール、設定をおこなうと7にて分荷したCSVファイルが自動で仕入可能になります。
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